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22.10.2018 茶の湯とヨガの共通点
先日「日々是好日」という
とっても静かでホッとする映画を観に行きました。
ヨガと似ているな〜と感じる点が多々あり
クラスの皆さんにも紹介したので
その話をメモしておきます。
映画の主人公の女性はなんと茶道を25年も習うのですが
それでも「終わり」がありません。
映画では、おそらくその後「教える」という立場に変わりそうでしたが
基本的には「一生学ぶもの」だと思います。
これが一番の共通点。
ヨガも終わりがありません。
町屋ヨガ部は2018年の9月で9年目に突入しましたが
9年続けてくださっている人が圧倒的に多く
私も「なんでだろう?」と思うのですが…
皆さん、理由などなく、それが
「気持ちの良い習慣」
「必要な時間」
になっているからなのだと思います。
・痩せるため
・肩こりや腰痛を取るため
などを目標にしてしまうと(良いのですが)
達成した時点で終了(卒業)になりかねません。
でもヨガも茶道もそういうものではありません。
自分を整えるための自分のための時間。
それは一生、定期的に必要なものです。
もう一つ。
茶道を25年も続けていると、
すごく「上品」で「賢く」て
「落ち着きのある」女性になりそうですが
映画に出てくる女性は
「どことなく抜けていて」「不器用で」
それがすごくチャーミング。
そういう「本質」は
そのままで良いのだということに気づかされました。
私もヨガを長くしているので
「見えないものが見えますか?」とか
「イライラしないでしょう」とか
「肩こらないでしょう」とか言われることがありますが
そんなことはありません。
見えないものはいつになっても見えないし、
イライラもするし、肩もこります。
でも現実的で
感情の起伏が激しいところがあり
心身頑張りすぎちゃう傾向にあるのが
私の変わらない本質なのだと思います。
今はそれがわかっているから
それをコントロールするためにヨガがあるという感じ。
その本質を変える必要はないことが
この作品を観ていてわかりました。
では25年も茶道を続けていて
人としての本質は変わらず、
ただ定期的に茶道をして自分を整えるだけで、
一体何になるというのでしょうか??
小さい和室で
彼女はお稽古をゆっくり、時に休みながら、
でも確実に繰り返すことで
・お水とお湯の音の違いがわかるようになり
・掛け軸の言葉の意味がわかるようになり
・夏の雨と冬の雨の音の違いがわかるようになり
・12年に1度しか使えない干支のお茶碗に2度出会え
・真冬の寒い時期に咲く花があることを知り
小さい場所で同じことを繰り返しているだけなのに
確実に深く深く、何かが「わかって」いくのです。
ヨガも似ています。
同じことの繰り返し。
でも、呼吸の違いがわかったり、肺や腸や脳や骨のわずかな
変化や動きがわかるようになったり、わからなくなったり。。。
こういう趣味が持てた人は幸せだなって思います。
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